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人形は作家の想いを反映するのか、それとも作家を癒すものか。
『コッペリア』という本を読みました。
ミステリーになるのかな。
この中に人形作家の女性が出てきます。
この人が謎めいていてけっこう怖い。
その怖さに引きずられるようにして一気に読んでしまった本でした。
最後はとても素敵でしたv
この本を読みながら私が思い浮かべていたのは、ここ数年会っていない友人のことでした。
彼女はプロの人形作家ではありません。
ですが、球体関節人形──特にスーパードルフィーなどに凝っていて、何体も自分で作っていました。
彼女の選ぶパーツは一般的に人気のあるものとは少し違っていて、「本当にこれでいいんですか?」と店員さんに何度も確認されたと話していました。
そのあまり人気のないパーツをさらに自分好みに削って、顔の形などを決めていくというのです。
この作業をしている彼女の様子は想像に難くなく、真剣さが鬼気迫るほどになるのは間違いなかろうと私は話を聞きながら思っていたものです。
そんな記憶が、小説の中の人形作家に重なったのですね。
一言で人形作家と言っても、人形の種類はさまざまです。
陶製の博多人形などの作家もいれば、木目込み人形作家、御所人形作家、和紙人形作家、カントリードールの作家、フランス人形作家などなど…。
強いて上げるなら、私になじみがあるのは米山京子さんでしょうか。
とてもやさしい、おっとりとした表情を持った人形を作られる方です。
昔、家にあった米山さんの人形の本をとてもよく覚えています。
いつか自分でオリジナルの人形を作ることがあったなら、私も米山さんのようなあたたかい人形を作りたいものだと思います。