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人形供養は心を込めて

私には姉が一人おります。
私と違い、何事も即決即行動! という、シャキシャキな方でございます(笑)。


で、その姉は、部屋の片付けなどをする際にもそのシャキシャキぶりを遺憾なく発揮。
そのつもりのなかったぬいぐるみ一式を、どっさり捨てられたことがあります。
あれは泣くに泣けませんでした。容赦ないなぁと、驚きと感嘆とが入り混じってしばし呆然としましたね。


このように姉は何とも思わないようですが、私にとってはぬいぐるみを捨てるなんてもってのほか。
当然、その他の人形を捨てることもできません。
さいわい、一人暮らしを始めてからはこれといった人形は入手していないため、今のところ処分に困ってはいませんが、今後、何かの折にいただいたり買ったりした人形やぬいぐるみをどうしても処分しなければならないことになったなら、私は人形供養をしていただこうと思っています。


人形供養とは、お寺でおこなってくれる供養とお焚き上げのことです。
本来は、子供が無事に健康に育ちますようにという願いを込めて、観音様に対し子供の身代わりに人形を奉納して供養したものだそうです。
それが、端午の節句や桃の節句などに人形や鎧兜を飾る習慣が生まれたのに伴い、そうした人形たちを粗末にはできないということで人形供養の習慣もできたのでした。


人形供養はどのお寺でもおこなっているわけではなく、また、常時受け付けているお寺と特定のときにのみ人形を受け入れるようにしているお寺とがありますので、少し注意が必要。
今はインターネットで調べるとすぐにわかりますので、いつものゴミと一緒にポイ、とする前に確認してみてほしいですね。


雛人形など特定のもののみではなく、ぬいぐるみや、場所によっては仏壇や神棚、写真等を供養してくれるお寺もあります。
神奈川在住の私は、比較的近くに人形供養をしてくれるお寺があるので直接持ち込みをすると思いますが、宅配便や郵送などでも人形供養を受け付けてくれるところもありますから、遠方の方や忙しい方、幾つもの人形を抱えていらっしゃる方にも便利に使えるのではないでしょうか。


ただ、これだけは忘れずにいたいと思います。
持っていって終わり、郵送して終わり、ではないということ。


その人形に対していたときの気持ち、そのぬいぐるみを愛しんだ気持ちは、大切にしたい。
そして、最後にはできるだけ綺麗にして、「今までありがとう」と言って別れたい。


供養とは、結局のところ人の心です。
お寺まかせではなく、きちんと人形供養のできる人間でありたいと思うのです。

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