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ロシア人形マトリョーシカの起源とくるみ割り人形の変遷

箱根のお土産だったでしょうか。入れ子細工になっている小物入れをいただいたことがあります。
それを見て真っ先に思ったのは、ロシア人形のマトリョーシカでした。


実はこれ、順序が逆。
マトリョーシカの起源は、東北地方の「こけし」とも箱根の人形細工とも言われています。
人形の腰の辺りで上下にわかれるようになっていて、一つ開けると中から一回り小さい人形が出てくる。それをまた開けるとさらに小さい人形が……というのは、単純な繰り返しなのに何だか楽しくて、ついつい何度も入れたり出したりしてしまったり…(笑)。


ところで、「ロシア」で「人形」というと、私の中には「くるみ割り人形」が出てきます。
バレエで有名な曲ですが、作曲がチャイコフスキーであることと併せてロシアバレエのイメージが強かったため、このストーリー自体がもともとロシアのものだと思い込んでいたんです。


ところが、これまた実は、バレエ「くるみ割り人形」の原作は、「胡桃割り人形と廿日鼠の王様」という童話で、ドイツの作家ホフマンの作品なのですね。
主人公の名前も、私の覚えていたクララではなくマリー。
ねずみと戦うくるみ割り人形の正体は、王子様ではなくマリーの名付け親(ドロッセルマイヤー)の甥。(手の届かない王子さまなんてものではなく庶民的なのがいい!/笑)


外国作品の翻案や劇用の脚色、バレエとしての展開や振付などを経て、本来の童話が意図していた部分が消えてしまっている、という見方もあるようです。


見事な踊りや綺麗な衣装、美しい音楽に魅せられてあまり深く考えたことのなかった「くるみ割り人形」ですが、もとの童話も読んでみようかなとちらりと思うのでした。

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